傷つきやすい人は仕事が長続きしない傾向があると言われています。
それもそのはず、HSPなど繊細で傷つきやすい人は、そうでない人に比べるとまわりに気を使ってしまったり、上司や同僚の目が気になって仕事で本来の力が発揮できず悩んでしまうことが多いから。
私自身もHSPで傷つきやすく内向的な気質なので、今も悩みながら本業(仕事)にいそしんでいます。
それだけではなく、過去に自分の気質に合わない仕事をしてたくさん失敗し、メンタルや体調に異変が起きるなどの経験もしました。
当然、何度も転職しています。
しかしそれらの失敗を経験することで、傷つきやすい人に合う仕事が段々わかってきました。
私と同じように、HSPなど繊細で傷つきやすい気質の人は、どんな仕事が合うのかを具体的にお伝えします。
- HSPや繊細な気質で傷つきやすい性格である
- 仕事が長続きしないのが悩み・転職回数が多い
- なるべく傷つかない仕事や働き方を探している
- 同じように繊細で傷つきやすい人の体験談を聞きたい
Contents
傷つきやすい人に向いてる仕事の特徴は?
HSPなど繊細な気質で傷つきやすい人は、自分に合わない仕事を選んでしまうと、そうでない人に比べてしょっちゅう落ち込んだり、人目が気になって本来のパフォーマンスが発揮できない傾向があると思います。
私自身も若い頃からそれで苦しんできました。
正社員でもパートでもバイトでも、傷つきやすく繊細な人は合わない仕事をすると”百害あって一利なし”状態になるのでおすすめしません。
いつも、まわりの人より頑張っているはずなのに、なんだか報われない…
結局心身ともに疲弊して終わっちゃう…何とも悲しい働き方になりやすいのが傷つきやすく繊細な人の悩みだと言えるでしょう。
しかし、繊細で傷つきやすい人はそうでない人に比べると、本来自然と丁寧な仕事ができる傾向があるのをご存じですか?
その特性を生かせる仕事をみつけることができたら最高ですね。
傷つきやすい繊細な気質である私がみつけた、同じように繊細で傷つきやすいあなたにおすすめの仕事を紹介します。
上司がいない環境
上司は繊細な人でなくても、仕事をする上で悩みのタネになりやすい人です。
“仕事の悩みランキングトップ3″に常に入っている印象がありますよね。
傷つきやすい繊細な気質の人にとっては、合わない上司がいるとこの上ないストレスになることが予想できますね。
実際、私も今職場の上司のご機嫌や顔色を伺いながら仕事をしていて、正直毎日しんどいです。
そんな上司がいない職場ってあるのでしょうか?
普通に考えたら、職場や組織に上司はいるものです。
上司がいないと組織としては成り立ちませんからね。ガッカリ…
そこで、上司がいない仕事環境に飛び込むには、自分がフリーランスになるか日雇いや派遣のような働き方にする、もしくは自分が上司になる、位の選択肢しかありません。
私のおすすめは、
フリーランスになる
自分がです。
フリーランスはすべて自分次第、有休もないし自分の代わりはいません。
私も過去に保育園勤務保育士→フリーランス保育士として働いたことがあるので、大変さを実感しています。
しかし、毎日上司や同僚、たくさんの保護者の目を気にせず働けるのはかなり精神的にラクでした。
早番や遅番などのシフトに追われることもなく、お給料(時給)やお休み、働く時間や場所を自分で決められるので、かなり負担が減ったのは事実です。
上司の目が気になる、傷つきやすく繊細な人にはフリーランスはかなりおすすめの働き方だと思います。
派遣や日雇いバイトなどは、気楽ではありますが上司がいることに変わりはありません。
むしろ、日雇いなどはその時その時で上司や環境が変わり、傷つきやすく繊細な気質の人は常に気を使ってしまい疲れてしまうかも…。
自分のペースでできる仕事
“自分のペースでできる”ことも、傷つきやすく繊細な人には大事な要素。
せかされたり無言のプレッシャーを感じると、傷つきやすく繊細な人は委縮してしまいやすく、本来のパフォーマンスを発揮しにくいからです。
- 自宅でできる仕事(自宅でサロン開業、テレワークなど)
- PCを使う仕事(web系のお仕事、データ入力など)
- 上司から監視されない、上司から離れてできる仕事(職場でも上司から離れてできる)
- 黙々作業系(工場・自宅・一人でできる仕事など)
あくまでも一例ではありますが、ざっとあげてみました。
どれも人間関係が少なく、自己完結できるものが多いですね。
メールや時々連絡を取り合う程度の関りはありますが、基本的には上司や人目を気にせずマイペースでできるので、傷つきやすい人は精神的な負担が少ない状態でお仕事できると思います。
大声を求められない職場
飲食店やサービス業、体育会系の職場に多いのが、”大きな声を求められる”こと。
これもHSPなど傷つきやすく繊細な人にはおすすめしません。
逆に飲食店やサービス業でも、特に大きな声を求められない職場であれば大丈夫です。
傷つきやすく繊細な気質の人は、もともと大きな音や声が苦手な傾向があると言われています。
また、自分では頑張って大きな声で仕事をしているつもりでも、「もっと大きな声出して」と言われてしまうと委縮してしまったり、自分に自信がなくなりメンタルや体調を崩してしまいやすいのが特徴のひとつ。
そうなると、しばらく仕事に復帰できなくなるなど重大な影響が出てきます。
私も学生時代コンビニのバイトをしていた時、”もっと大きな声出して”のプレッシャーで、声が出なくなってしまったことがありました。
声帯には異常がなく、完全にメンタルをやられてしまったのです。
“いらっしゃいませ””ありがとうございました””またお越しくださいませ””○○円になります”
などの挨拶をしようとすると、喉が閉じてしまって声が出なくなってしまって…
その後、保育士として就職しても、大勢のこどもの前だと声を張ることができず、数年間苦しんだ経験があります。
傷つきやすく繊細な気質のあなたには、大きな声を出さなくてもよい職場をおすすめします。
まぁ、そもそも接客業やサービス業自体、傷つきやすく繊細な気質の方にはおすすめしません…
メールやチャットで連絡できる環境
上の”自分のペースでできる仕事”でも触れましたが、毎日直接会って嫌な上司、同僚と関わらなくてもすむよう、メールやチャットなどで連絡がとれる仕事・環境がおすすめです。
今や会社勤めでも、テレワーク・リモートワークなどで働けるようになってきました。
傷つきやすく繊細な人にとっては、嬉しい仕事環境ですよね。
今やIT化がすすみ、色々な分野でPCで完結できる仕事が増えてきました。
私が以前キッズラインでフリーランスベビーシッターをしていた時も、webでチャットや報告ができ報酬を頂くまですべてPCで行うことができました。
今は副業で家事代行をしているのですが、そちらも同じようにペーパーレス、PCで仕事さがしからお金を頂くまで完結することができます。
傷つきやすく繊細な人にとってはありがたいIT化♪
会社や組織で働く場合も、IT化がすすんだところがおすすめです。
休みやすい職場
HSPなど傷つきやすく繊細な人は、そうでない人に比べると疲れやストレスが溜まりやすい傾向があります。
常に相手、他人に気を使って接してしまう(無意識に)ところがあるので、どうしても疲れてしまうのが困りもの。
溜め込んでしまうと、メンタルや身体の不調が出やすい気質なので、お休みしやすい職場環境を激しくおすすめします。
有休消化率の良さをうたっている
夜勤などがない仕事
ひとりひとりの負担が少ない
先進的な職場(働き方改革を取り入れているなど)
少しでも疲れや体調不良を感じたら、休みやすい職場がおすすめです。
もちろん、それを当たり前に思ってはいけませんが、
- その分出勤している時にお返しするつもりで頑張る
- 感謝を忘れない
これを心掛けていれば大丈夫。
とにかく、自分で自分の身体を守るために、おかしいと感じたら休めるよう、休みやすい職場を探しましょう。
傷つきやすい人である私がみつけた働きやすい仕事
さて、ここからは私がみつけた、傷つきやすく繊細な人が働きやすいと感じた具体的な職業をお伝えします。
私がみつけて実際に副業として働いているものなので、興味ない方はスルーしてくださいね。
ブログ(YOUTUBE)
言わずと知れた”ブログ”です。
このブログもそうですが、傷つきやすく繊細な人にはかなりおすすめですよ。
特に40代女性は需要があるのに発信者がまだ少なく、ブルーオーシャンだと思います。
中には、”ブログはオワコン”と言う人もいるようですが、そんなことありません!(キッパリ)
私がブログを始めた数年前から言われていますが、ブログで数十万~数百万稼いでいる人はまだまだ健在です。
今や、YOUTUBEなどの動画の方がねらい目じゃない?といった声もありますよね。
私は、ブログも動画も実績を出している人は出しているし、そうでない人は自然消滅しているのをみているので、結局はその人次第かと思います。
私がブログを始めたのは、単に”文章で伝えるのがすきだから。”
PCとネット環境があればすぐ始められるし、顔出しはもちろん声出しもしなくてOK。
動画だともう少し作業が必要だと感じたからです。
後は私がもともと色々なブログを見るのが好きだったから、という理由もありました。
とにかく、副業で始めやすく家族にも迷惑をかけずにできるのがブログです。
ひとりで黙々作業するので、傷つきやすく繊細な人にはもってこいのお仕事♪
私はまだまだですが、淡々と作業していたら少しずつ収益も増えてきました。
ブログからの収益があることで、本業で悩んでも強気でいることができます(笑)
また、webライターとして働きたい人の場合はブログ運営の経験が実績になり、お仕事が頂きやすいというメリットもありますよ。
ブログが育ち色々な人に読んでもらえるようになると、お仕事の依頼がきたり、単価の高い広告を載せてほしい、といったオファーがくることも♪
ブログはまだまだ最強ツールなのです。
webライター
はい、webライターのお話です。
私は単発でwebライターのお仕事もしています(今はブログを育てたいので、少しお休み中)。
私と同じように、もともと文字や文章で伝えるのが好きな人にwebライターのお仕事はおすすめですよ。
傷つきやすく繊細な人は、直接人と関わって仕事をするとストレスや疲れがたまりやすい傾向があるとお伝えしましたね。
逆に、文字や文章で相手に伝える能力はすぐれている人が多いと言われているので、興味があるあなたはお仕事を探してみてください。
クラウドソーシングやSNSでも、webライターのお仕事をみつけることができますよ。
ちなみに、自分のブログを持っているとお仕事につなげやすくなります。
家事代行
最近あらたな副業として、家事代行を始めました。
もともと家事がすごく好きなわけではなかった私。
じゃあなんで?と言われると、ある日、掃除をしている時に気が付いたんです。
“私、ホコリ取りやピカピカに磨くのが好きかも”って…
直感ですね。
今は家事代行サービスに登録して、色々なお家で家事をするだけでお金になる時代。
私はスキルには自信がありませんでしたが、勇気を出してやってみました。
経験が浅くスキルがない分、一生懸命丁寧にお掃除や作業をしていますが、
“丁寧な仕事ぶり”
と、評価をいただき喜んでいただけているようです。
これが繊細な人の強みでもありますね。強みを発揮できる仕事が最強です!
家事代行は黙々とひとりで作業するので、傷つきやすく繊細な人におすすめなお仕事と言えます。
もちろん、挨拶したり作業前後のやりとりなどのやり取りはあるので、多少のコミュニケーション能力は必要になりますが、毎日苦手な上司や同僚と仕事をすることを考えれば、まったく負担に感じません(笑)
フリーランスベビーシッター
私は以前、キッズラインのフリーランスベビーシッターをしていた時期がありました。
(今でも再開すればできる状態です)
安定した収入がほしかったのと、有休がない、自分の代わりがいないことをプレッシャーに感じて、保育園勤務の保育士に戻ってしまいましたが(これが後に失敗だった、と思い知る)、
“保育士資格は持っているけど保育園勤務はイヤ!”
というあなたにおすすめです。
嫌な上司や同僚はいませんし、古臭い園の風習に振り回されることもありません。
何より自分で予定を立てやすいのがメリットです。
しかも、1対1の関り(多くても2,3人)がほとんどなので、じっくりお子様と関わることができるのが最高でした。
今まで時間と子どもたちの予測できない動きに追われながら行っていた製作や活動も、ゆったり行うことができる上、非常に喜んでいただけるので、保育園勤務より満足度が高い働き方だと感じるでしょう。
- こどもが好き
- だけど保育園では働きたくない
- 傷つきやすく人目を気にしてしまう
- 個人で社会貢献をしたい
- 個人で人の役に立ちたい
- 1対1でゆったり保育したい
そんなあなたにもってこい!な働き方です。
まとめ
傷つきやすく繊細な人に合うお仕事や働き方について、私の経験を交えながらお伝えしました。
- 傷つきやすい人向けの仕事はいくつもある
- 大きな声を求められる仕事や職種、職場はやめよう
- 上司がいない、もしくはなるべく関わらずにすむ職場をみつける
- おすすめはフリーランスになること(ブログ・webライター・家事代行・ベビーシッターなど色々あり)
- 自宅や好きな場所で黙々と作業できる仕事が特におすすめ
- せかされない、自分のペースでできる仕事だと本領発揮しやすい
- 会社や組織で働くなら、働き方改革を取り入れているところがおすすめ(無理なく働ける)
- 休みをとりやすい職場で働くのがおすすめ(疲れやストレスを溜め込みやすくメンタル、体調を崩しやすいため)
今は働き方が多様化し、個人でも色々な稼ぎ方ができるようになりました。
私たちのように繊細で傷つきやすい気質の人にとっては、ありがたい時代です。
会社勤めなど、安定した働き方も良いですが長続きしなかったら意味ないですよね。
傷つきやすい人は、悶々と悩んでしまったり人目を気にしすぎてミス連発…ということも多い傾向があります。
あなたがのびのびと好きな仕事ができるよう、この記事が少しでも参考になったら嬉しいです。